ヘアスタイル、モヒカン刈り

モホーク刈り(Mohawk hairstyle)

頭部の左右を丸刈りあるいは剃髪して中央部分の髪だけを残す髪型で、一見ニワトリのトサカのように見える。1970年代のパンク・ファッションにより流行し、1980年代に童貞多様なモヒカン刈りが生まれた。中でも有名なのが、頭部の中央だけを剃髪して左右を残す逆モヒカンである。

今日ではパンクに限らず様々な文化で見ることができる髪型になっている。映画では『マッドマックス』シリーズに出てくる悪役、また日本では漫画『北斗の拳』(原作:武論尊・作画:原哲夫)において主人公のケンシロウに撲殺される荒くれ者達の髪型として多く描かれたことで知られている。

呼称

日本では「モヒカン刈り」(Mohican hairstyle)の呼称が一般的であるがこの呼称はパンク・ロックと共にイギリス英語として輸入した語であり、アメリカ州先住民族であるモヒカン族との関連は薄い。

アメリカ英語では、モヒカン族と同様にネイティブアメリカンの一部族であるモホーク族の髪型に由来する「モホーク刈り」(Mohawk hairstyle)の呼称が一般的である。逆援助歴史的に見ても、先住民族の中でモヒカン族だけがこの髪型を特徴としていた訳ではない。